こんにちは楠本です!
今日はビーイズムのチタンレギュレーターオーバーホールの様子ブログです!
ダイブマンでは初受入のレギュレーター!
チタンボディの上にDLC(ダイアモンドライクカーボン)
という特殊なコーティングが施されている非常に美しいレギュレーターです!!
バンバン分解していきます!!
ホースやキャップを取り外してピストン部が見えてきました
第二ピストンに結構たっぷりとグリスが塗られています!
う~ん、ちょっと多いかな?
オーバーホールの仕方も人それぞれなんですね!
今回気になったのは中圧値を調整するこのHPシャフト
かなり中まで海水の侵入とサビが目立ちました
ここまで汚れているのは割と珍しいです!
シャフトのOリングは規定交換パーツではないのですが
汚れもひどいので今回は交換します!
超音波洗浄後のHPシャフトと第二ピストン
きれいになりました!
その他のパーツも各パートに分けて点検しながら
超音波洗浄します!
洗浄後はピカピカに!!
組上げ用のグリスはナイトロックス用の
クリストリューブを使用しています!
油脂類は入っていませんが、非常に潤滑性の高いグリスです!
ヨークと1st本体の接続部分のネジ!
ここはタンクに取り付け圧をかけた状態で左右に回すと
いつの間にか緩む可能性のあるネジです!
緩むとコネクタ部分からエア漏れします!
ネジ部にプラスティックに干渉しないネジロック剤を少量付けて
専用のジグを噛ませてボルトを保護しつつ
バカでかいモンキーレンチでがっつり締めます!
このネジの指定トルクは250キロですが
気持ち強めの約300キロで締めています!!
日本のNDSというメーカーは、この部分の締め付けトルクは450キロです!
メーカーによってかなり違いがありますが、300キロくらいで締めておけば
ネジにもよりますが、通常は大丈夫です!!
セカンドステージもバラバラに!
ネジ部にはやはり潮がビッシリ付いていました!
特にホースとのコネクタ部分が酷かったです
ここはやはり水が中々抜けないのですね!
このまま放置すると外れなくなったりネジを腐食させて
高価なパーツ交換が必要になることがあります!
定期的なオーバーホールは経済的なのかもしれません!
ガンガン超音波洗浄します!!
このコネクタ部分もきれいになりました!
ビーイズムのレギュレーターはとにかくメッキが素晴らしいです!
洗浄後は本当に新品同様になります!
洗浄中は汚れがどんどん浮き出てきます!
うちの新入りの超音波洗浄機も良い仕事します(笑)
ゴムにくっきりあとが付いているのが低圧弁
セカンドステージのエアを流したり止めたりするパーツです!
ここは毎回新しいパーツに交換するためキャリアから取り外すのですが
先日2回連続で細い精密ドライバーを指にブッ刺しました!
この細いドライバーです😅
痛いなんてもんじゃありません(笑)
なので作戦変更し、他のパーツをうまく使って
安全に抜けるように考えました!
オーバーホールではこんなことも楽しみのひとつです!!
それが上の写真です!!
低圧弁のキャリアを爪で抑えることができるので
刺しても大丈夫です(笑)
パーツをチェックして必要な部品は交換しながら
丁寧に組み上げていきます!
残圧計も洗浄します!
通常Oリングも交換しますが、今回は全くと言っていいほど
傷んでいなかったので、グリスアップの上リユースしました
少し節約になりました!
BCD用のの中圧ホースも、ホース部とカプラー部
オーバーホールしました!
今回はここまでです!