こんにちは楠本です
先日、日本アクアラング社製のインフレーターを
オーバーホールしていたら、空気を入れてり止めたりする
パワーインフレーターのバルブコアが外れず
少し力を入れて回したら、バルブの上部が破損しました
右上のパーツがバルブコアです
左が問題のバルブで、中で二つに割れてしまい
バルブリテーナーというバルブを収めている部品も
一緒に交換しなくてはならなくなりました
原因は海水がたまっていたことによる腐食です
日本のバルブコアはもうずいぶん前から
ステンレスを使っているものが増えて
あまりこういうことは起きないのですが
海外製のものが多いダイビング器材は
こういうトラブルはまだ多いのが現状です
これを防ぐのは簡単で
皆さんがBCDの内部を洗う時に、BCDのオーラル口に
ホースを突っ込んで、オーラルボタンを押して水を入れますよね!
その時にオーラルインフレーターボタンだけでなく
パワーインフレーターボタンも一緒に押して下さい
そうするとBCDのカプラー部分からチョロチョロ水が出てきます
こうすることによってパワーインフレーターの心臓部
バルブコアも真水で洗浄されますので
このような腐食をかなり軽減することができます!
あと、BCD内に入った水はインフレーターから出さずに
BCD肩部や後部に付いている加圧防止弁から抜いてくださいね
せっかく洗ったインフレーターに塩分の混じった水を戻さない工夫です
せっかく手に入れた頼れる相棒の重器材
ちょっとした工夫で長持ちさせましょう!!