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Scubapro MK10 Adjustable のオーバーホール!

こんにちは楠本です
今日は大阪からまたまた古~いレギュレターが入ってきました!

スキューバプロ社1984年製MK10前期型と
セカンドは1969年から販売開始したアジャスタブルというレギュです
今から53年前に販売された超の付くヴィンテージレギュレターです。
しかも世界で初めてデマンドの調整ノブが付いたセカンドです!世界初!!

このセカンド1986年まで販売されていたのでいつの物かは分かりませんが
デマンドスプリング調整ノブを見ると一番の初期型なので
相当古いレギュなのは間違いありません。

今まで何度もオーバーホールされてきているのでしょう
あちこち傷だらけですが、頑張ってオーバーホールします(笑)

お客様からのご依頼はセカンドステージと残圧計のみで
ファーストは整備済みということでしたのでセカンドから始めて
あっという間にオーバーホールは終了しました!

セカンドのポペットも新しいものが付いていたので
Oリングとポペットシートのみの交換で済みました。

残圧計も年代を感じさせる雰囲気です!

ご依頼の部分は終わったところでふとAIR2用のカプラーを見ると
サビと緑青が。。。汗

他がキレイなのにこの部分だけが。。。
オーバーホール屋としてはやはり気になるのです(笑)
ここはサービスでオーバーホールしちゃえ!
ということでバラしました

洗浄してきれいに!

中のパッキンも新しいものに交換!

組み上げて水槽検査をしたらなんとファーストからポコポコエア漏れ

エア漏れ状態を動画撮影したので写真は無し!
お客様に事情を連絡して指示を仰いだところ
ファーストもOHお願いしますのことでしたので
ファーストも分解!!

エア漏れの原因を探し出しました!
なんとピストンの打痕キズ(汗

これ一番厄介なやつじゃん(泣
このMK10用のピストンだけはもうどこにもありません!!

あればアメリカですがメッチャ高い、たぶん¥8000-位はしますね
送料入れると万は軽くいきそう

しばし考えましたが根性きめて修正をすることにしました
ってちゃんと直るのか???

傷つけるとオーバーホール代は軽く飛ぶくらいの出費(笑)
断るのは簡単だけど持ち主のお客様の気持ちを考えると。。。

治具と砥石とルーペでじっくり少しずつ削って直しながら
問題ないレベルまで修正できました
この作業、手作業だから神経すり減ります!

組み上げて水槽検査へ
今度はエア出ません!!
良かった(笑)

ファースト、セカンド、ゲージの本体はこれでOK!
凄いですねSプロの器材、40年も50年も前のがパーツ交換でまだまだ使えるって!

各ホースも古いのでチェックしたらAIR2ホースの付け根に亀裂

セカンドのホースもよーく見るとカシメ部との間に亀裂(汗

今のところエア漏れ等はありませんが
いつバーストしてもおかしくないので
なるべく早めにホース交換してくださいね!!

残圧計用ホース外れなかったんでしょうね!ナットが傷だらけ!!
モンキースパナで外そうとするとこうなります
ここはちゃんとスパナで外さないとだめです!!5/8インチです
このホースも硬化しているのでやはり早めに交換した方が良いかな!

このレギュレター古いけどまだまだ行けますね!!
これだけ古いヴィンテージレギュを使っている人は
そうはいないと思います。これからも大切に使って下さいね!

楽しいダイビングを!
ご依頼有難うございました!!

 

PS

その後お客様より連絡があり、ホースもすべて交換してくださいとのことで
ホースは全部新品交換!しっかり安心して使える状態になりました!!
有難うございます!!

 

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